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【2023年最新版】GDN/YDAのバナーサイズまとめ!広告メニュー別や最低限作成すべきサイズ、注意点も解説

「GoogleやYahoo!でバナー広告の配信をしたいけど、どのバナーサイズを準備したら良いかわからない」
「以前バナー広告を出稿していて、今回改めて配信を再開したいけど、バナーサイズの規定が変わっていないだろうか」
と悩んでいませんか?

現在、GDN(Google 広告のディスプレイ広告)やYDA(Yahoo!ディスプレイ広告)ではバナーサイズの規定があり、定期的に改訂が行われています。
過去に広告を運用したことのある方でも規定が変わっている可能性もあるため、再度確認が必要です。

そこで今回は、GDN・YDAのバナーサイズについて、以下のことを紹介します。

  • イメージ広告、レスポンシブ広告(レスポンシブディスプレイ広告)、ファインド広告のバナーサイズ
  • 対応している拡張子や容量、最低限必要なバナーサイズ
  • 広告作成・入稿時の注意点

この記事を読めば、GDNやYDAの規定に沿ったバナー広告の作成方法がわかりますので、ぜひ参考にしてみてください。

GDN・YDA(YDN)のバナーサイズ 早見表

今回は、GDNとYDAのそれぞれのバナーサイズを紹介します。

バナーには以下の3種類があります。

  • イメージ広告
  • レスポンシブ広告(GDNではレスポンシブディスプレイ広告)
  • ファインド広告

それぞれの表でまとめていますので、ご参考にしてください。

【イメージ広告】GDN・YDAのイメージ広告のバナーサイズ一覧

イメージ広告は、商品やサービスについて記載された画像型の広告です。

GDNとYDAで使用できるバナーサイズが異なり、PCとスマホによっても入稿可能なバナーサイズが違います。

以下の表がバナーサイズをまとめた一覧表になります。

バナーサイズ

横✕縦

GDN YDA
PC スマホ PC スマホ
160×600 ※推奨    
300×250 ※推奨
300×600 ※推奨    
320×50 ※推奨    
336×280 ※推奨      
468×60 ※推奨  
728×90 ※推奨    
120×600      
200×200    
240×400      
250×250    
250×360      
300×50      
300×1050      
320×100    
580×400      
600×600    
640×360      
930×180      
970×90      
970×250      
980×120      
使用できる拡張子
  • JPEG(.jpg、.jpeg)
  • GIF 89a(.gif )
  • PNG(.png)
  • アニメーション広告(GIF)
  • JPEG(.jpg、.jpeg)
  • PNG(.png)GIF 89a(.gif)静止画のみ
画像の容量 150KB

150KBまで

画像のアップロード自体は上限3MBまで可能だが、150KBを超える画像のアップロード時は150KB以下になるように自動圧縮される。
自動圧縮した結果、150KB以下に圧縮できなかった場合はアップロードが出来ないため、再度ファイルサイズを150KB以内に変更してアップロードする必要がある。

参考:ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ-Yahoo!
参考:イメージ広告の画像サイズ-Google

GDNのバナー広告の推奨サイズとして、以下の6種類があります。

  • 300×250
  • 728×90
  • 160×600
  • 320×50
  • 300×600
  • 336×280

上から5つのサイズは、GDNでよく使用されているサイズです。5つ揃えておくと、95%の広告掲載場所に対応できます。

336×280については、画面の大きいスマホを使っている人が増えてきているため、最近GDN推奨されています。336×280以外はYDAでも併用できるのでおすすめです。

【レスポンシブ広告】GDN・YDAのレスポンシブ広告のバナーサイズ/比率一覧

レスポンシブ広告は、複数設定した画像とキャッチコピーを媒体の機械学習モデルに基づき自動的に組み合わせ、ディスプレイ広告の配信枠に表示する広告のことです。(Google 広告ではレスポンシブディスプレイ広告と呼びます。)

Google 広告ではレスポンシブディスプレイ広告

機械学習により最適化した広告を配信するため、ターゲットにあった広告を表示でき、クリックされやすくなるメリットがあります。

様々な大きさの配信枠に調整して表示できることから、最近主流になっています。

サイズや容量の上限は以下の表のようになるのでご覧ください。

GDN YDA縦横比
画像(横長)最小 600×3141200×6281.91:1
画像(スクエア)最小 300×300300×3001:1
ロゴ(横長)最小 512×1284:1
ロゴ(スクエア)最小 128×128180×1801:1
容量5,120 KBまで3,000KBまで

もしGDN、YDAの両方で入稿するのであれば、YDAにサイズを合わせることでGDNの規定もクリアできます。GDNのレスポンシブディスプレイ広告は、YDAのバナーサイズに対応できるためです。レスポンシブディスプレイ広告を配信するには、横長画像とロゴの画像を1枚ずつ設定することが必要です。

参考:ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ-Yahoo!
参考:イメージ広告の画像サイズ-Google

【ファインド広告】GDNのファインド広告のバナーサイズ / 比率

ファインド広告とは、Google 広告の広告メニューの1つです。Googleのサービスである、GmailやYouTube、Discoverに広告を掲載できます。

引用:ファインド キャンペーンについて


検索したキーワードや動画やサイトの履歴などのデータを基に、ユーザーへ最適な広告を提示できることが特徴です。

ファインド広告には、1つの画像と広告文で構成された広告と複数の画像と広告文で構成されるカルーセル広告があります。

画像の推奨解像度と縦横比については以下の表のようになります。

推奨解像度 縦横比
横長推奨:1200×628
最小:600×314
1.91:1
スクエア 推奨:1200×1200
最小:300×300
1:1
縦長推奨:960×1200
最小:480×600
4:5
ロゴ推奨:1200×1200
最小:128×128
1:1

容量はすべて5MBが上限です。
縦長の画像はYouTubeでは使用できないので注意してください。

また、ファインド広告はGDNの中でも特に広告審査の厳しいフォーマットです。
他の広告フォーマットで審査が通ってもファインドで広告審査が落ちることはよくあります。

Googleの広告規定によると、画像内にボタン要素を設けるようなインタラクティブ要素の暗示をすると広告審査に落ちるという旨が記載されています。
他にもさまざまな規定があるので、Google 広告のヘルプを参考にしてみてください。

参考:ファインド キャンペーンを作成する

GDN・YDN対応の拡張子(ファイル形式)

GDNとYDNで対応できる拡張子を以下の表に記載します。

形式ファイルYDNGDN
JPEG(.jpg、.jpeg)
PNG(.png)
GIF 89a(.gif)
アニメーションGIF

参考:ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ-Yahoo!
参考:独自のディスプレイ広告のアップロードについて-Google

JPEGは、容量を軽くして保存できるファイル形式です。
約1,670万色のフルカラーを扱うことができ、色の変化が多い写真にも対応できます。
ただし、画像の容量を小さくするために圧縮して上書き保存した場合、画質が劣化するデメリットがあります。

PNGは、何度上書き保存をしても劣化しないファイル形式です。
JPEGと同じように約1,670万色のフルカラーを扱えます。
ただし、JPEGよりも画像の容量が大きくなるのがデメリットです。

GIFはアニメーションの表現ができるファイル形式です。
256色しか扱えませんが、PNGと同様に上書き保存しても画像が劣化しません。
静止画としての利用もでき、色数が少ない画像に向いています。

なお、アニメーションGIFはGDNでしか利用できません。
以前はYDNでも利用できましたが、2019年10月にアニメーションGIFの入稿を終了しています。

参考:【YDN】アニメーションGIF形式画像の広告入稿終了-Yahoo!

GDN・YDAの運用で最低限用意すべきサイズ・比率は?

GDN・YDAにて最低限必要なサイズを紹介します。

イメージ広告、レスポンシブ広告、ファインド広告それぞれについて以下の表に記載しますのでご覧ください。

広告種別 GDN YDA
画像サイズ(比率) 最低限必要な画像の数 画像サイズ(比率) 最低限必要な画像の数
イメージ広告(バナー広告) ・300×250
・728×90
・160×600
・320×50
・300×600
左の中から最低1つ必要 ・300×250
・728×90
・160×600
・320×50
・300×600
左の中から最低1つ必要
レスポンシブディスプレイ広告(レスポンシブ広告) ・横長:2400 x 1256(1.91:1)

 

・スクエア:300×300(1:1)

それぞれ1枚ずつ

それぞれ1つ必要 ・横長:2400 x 1256(1.91:1)

 

・スクエア:300×300(1:1)

どちらか1つ必要
ファインド広告 ・横長:1200×628(1.91:1)

 

・スクエア :1200×1200(1:1)

・ロゴ(スクエア):1200×1200(1:1)

それぞれ1つずつ必要 非対応
ファインド広告
(カルーセル)
・横長:1200×628(1.91:1)

 

・スクエア :1200×1200(1:1)

・ロゴ(スクエア):
推奨1200×1200(1:1)
最小128×128(1:1)

・横長およびスクエアが合計2つ必要

 

・ロゴ(スクエア)が1枚必要

非対応

参考:ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ-Yahoo!
参考:イメージ広告の画像サイズ-Google
参考:ファインド キャンペーンを作成する-Google
参考:状況に合わせて広告メッセージと入札単価を設定する-Google

イメージ広告とレスポンシブ広告は併用して配信すべき?

イメージ広告とレスポンシブ広告は併用が可能です。

もし予算に余裕があれば、2つの広告を同時に運用することをおすすめします。
Googleの調査によると、広告の併用によって、イメージ広告だけの場合より50%以上のコンバージョンを獲得していることがわかりました。

参考:状況に合わせて広告メッセージと入札単価を設定する-Google

コンバージョンが増えることで、サービスや商品を購入してくれる人が増え、売上の増加が見込めます。
ただし、併用すると広告費が増大しかねません。

GDNでは、広告のインプレッション数やクリック数によって料金が決まります。
つまり、広告が表示されやすくなるほど費用がかかるのです。
広告の制作コストも増えるため、予算を割けるときに併用しましょう。

GDN・YDA広告作成/入稿時に注意すべき点

GDNとYDAの広告作成、入稿時に注意すべき点として、以下の5つがあります。

  1. 広告審査完了まで日数を考慮してバナー作成する
  2. レスポンシブ広告は画像が自動トリミングされることがある
  3. 画像内テキストが20%以上を占めていると広告審査に落ちやすくなる
  4. 最上級表現を含むテキスト・広告文を使わない
  5. 薬事法に抵触するテキスト・広告文を使わない

それぞれ詳しく解説します。

1.広告審査完了まで日数を考慮してバナー作成する

広告入稿後の審査にはある程度日数がかかるため、日数を考慮してバナーを作成しましょう。
広告審査結果が出るのは、Google 広告が1営業日、Yahoo!広告が3営業日程度です。

しかし、入稿数が多い時期の場合、審査に時間がかかる場合も少なくありません。

「休日に広告を出したい」と連休前に審査を申請しても、審査が終わらずに広告を配信できないことが少なくありません。広告が出せなかった結果、利益が得られるチャンスを失ってしまうのです。

スケジュールに余裕をもって、バナーを作成しましょう。

2.レスポンシブ広告は画像が自動トリミングされることがある

レスポンシブ広告は画像の掲載場所にサイズを合わせるため、画像が自動でトリミングされることがあります。
そのため、重要な部分が見切れないように画像を作成しなければなりません。

Google 広告では最大5%、Yahoo!広告で最大20%トリミングされる場合があります。
毎回最大値でトリミングされるわけではなく、1%程度の微調整も行われます。

広告を掲載した時に重要な部分がカットされないよう、テキストや商品の画像を中央に配置しましょう。

もしテキストを多く入れたい場合は、テキストの入力欄があるので、そちらに記入することをおすすめします。

参考:レスポンシブ(画像)における画像入稿時のご注意-Yahoo!
参考:レスポンシブディスプレイ広告 画像掲載について-Google

3.画像内テキストが20%以上を占めていると広告審査に落ちやすくなる

画像の面積のうち、テキスト比率が20%を超えると広告審査に落ちやすくなるので注意しましょう。

5×5のマス合計25マスのうち5マスが埋まるように文字を入れています。

なるべく画像内には文章を入れず、商品やサービスの画像を中心にした広告にしてください。

参考:レスポンシブ広告の要件-Google

もしテキストを入れたい場合は、フォントサイズを小さくしたり、文字数を最小限に抑えたりするなどの対策が必要です。

そもそも、テキストが多いとサービスや商品の画像が見づらくなり、消費者に訴えかけるような広告を作れません。
Facebook広告の「広告画像のテキストについて」でも、広告内のテキストを20%未満にするとパフォーマンスが高くなると言っています。

人が関心を持つようなキャッチコピーだけを画像内に記載することをおすすめします。

4.最上級表現を含むテキスト・広告文を使わない

「日本一」「No.1」「一番」「業界初」などのフレーズは使わないようにしましょう。
誇大広告とみなされ、審査に落ちる可能性が高いです。

最上級表現を使うことで、自社製品やサービスが他社より優れていることをアピールできます。
しかし、消費者に間違った認識を与える可能性があることから、最上級表現は景品表示法でも規制されているのです。

もし根拠がないのに「日本一安い」「業界一の会員数」などと記載した場合、法令違反になる可能性があります。
審査に落ちるだけでなく、法令違反による信頼の損失にもなりかねませんので、最上級表現は使わないでください。

ただし、第三者による明確な根拠を提示することで審査に合格する可能性があります。
ですが、確実に合格できるわけではないので、使用しない方がいいでしょう。

5.薬事法に抵触するテキスト・広告文を使わない

薬事法に関わるテキストを広告内に記載しないようにしましょう。

化粧品や健康食品の効果を過大に宣伝すると審査に落ちやすくなるためです。
たとえば、「これを食べるだけですぐに痩せます」「これを飲めばガンが治ります」などは薬事法に抵触します。

Yahoo!広告やGoogle 広告にも審査基準が詳しく記載されているので、下記のページを参考にして広告を作成しましょう。

参考:第6章 薬機法などの広告表示規制および個別の掲載基準があるもの-Yahoo!
参考:ヘルスケア、医薬-Google

まとめ

YDAやGDNでは、イメージ広告、レスポンシブ広告、ファインド広告でバナーサイズの規定があります。
ぜひ、今回記載した早見表を見ながら広告を作成してみてください。

広告の作成や入稿をするときは、Google 広告やYahoo!広告で記載されているルールにしたがって作りましょう。

画像内のテキスト比率を低くし、最上級表現や薬事法に抵触する表現をさけて広告を作ることが大切です。
他にも、レスポンシブ広告の自動トリミングや審査にかかる日数も意識して作る必要があります。

また、クリエイティブ制作では、適切な運用戦略を立てるのは難しいです。そのため、運用代行も検討するのも1つの手です。

これからディスプレイ広告を実施してみたい方やクリエイティブ制作に課題を感じている方は、お気軽にお問い合わせください。

美根 龍一

DataSpoon代表/アカウントプランナー

2012年Web専門広告代理店への入社を機にインターネット広告の世界へ。

2020年に株式会社DataSpoonを創業し、大手インターネット広告代理店での広告運用コンサルティング経験と事業会社でのインハウス広告運用の経験を基に、お客様のビジネス拡大を最終ゴールとしたWebプロモーション支援を展開中。

インターネット広告を中心にWebマーケティングについてのお役立ち情報をお届けします。

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