「レスポンシブ ディスプレイ広告って通常のバナー広告と比べてどこが違うの?」
「レスポンシブ ディスプレイ広告を配信したいけど、少し複雑で難しそう…」
今回はこのような方向けの「レスポンシブ ディスプレイ広告」の解説記事になります。
- レスポンシブ ディスプレイ広告の概要
- メリット・デメリット
- 入稿規定、設定方法
- 効果を高める運用ポイント
この記事を読めば、レスポンシブ ディスプレイ広告の運用を始めるのに必要な内容を詳しく知ることができます。
ぜひ最後までお読みください。
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「レスポンシブ ディスプレイ広告って通常のバナー広告と比べてどこが違うの?」
「レスポンシブ ディスプレイ広告を配信したいけど、少し複雑で難しそう…」
今回はこのような方向けの「レスポンシブ ディスプレイ広告」の解説記事になります。
この記事を読めば、レスポンシブ ディスプレイ広告の運用を始めるのに必要な内容を詳しく知ることができます。
ぜひ最後までお読みください。
目次
レスポンシブ ディスプレイ広告とは、入稿したアセット(画像、動画、ロゴ、広告見出し、説明文)を組み合わせて自動的に広告が生成され、様々な広告枠に掲載される広告です。
特徴的なのは、広告が配信される枠のサイズに合わせて自動的に画像やレイアウトが調節され表示されます。
複数の画像や動画、テキストを登録しておけば、最適な組み合わせを選択してくれます。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、Google 広告・Yahoo!広告両方で配信でき、仕様も基本的に同じです。
Yahoo!広告では「レスポンシブ広告」と呼びますが、今回はGoogle 広告(GDN)のレスポンシブ ディスプレイ広告を中心に解説します。
レスポンシブ ディスプレイ広告を活用することにより、GoogleまたはYahoo!のディスプレイネットワークへ幅広く配信され、リーチを拡大できます。
バナー広告で使用できるのは画像のみで、掲載先によって長方形や横長、正方形、縦長など、規定のサイズが定められており、掲載先の広告枠のサイズに適していないと広告が表示されません。
レスポンシブ ディスプレイ広告では、画像や動画とテキストを登録でき、自動的に最適化された組み合わせで広告が表示されます。
掲載面に合わせてレイアウトを自動調節するだけでなく、機械学習によってユーザーの興味関心を分析し、ユーザーごとに最適化された組み合わせで広告を表示します。
レスポンシブ ディスプレイ広告には様々なメリットがありますが、同時にデメリットも存在します。
適切に活用するためにはメリット・デメリットを理解しておくことが重要です。
まずは、具体的にどのようなメリットがあるのかを理解していきましょう。
従来のバナー広告だと、広告枠のサイズに合わせたバナーを用意するためにリサイズ対応をする必要がありました。
レスポンシブ ディスプレイ広告なら、ベースとなるメイン画像、ロゴ、見出し、説明文をそれぞれ1つ以上登録しておけば、自動で広告枠に合わせてサイズ調節して表示してくれるため、リサイズする工数が削減できます。
また、運用面においてもクリエイティブのパターンが増えれば増えるほど効果検証の手間が煩雑になりますが、レスポンシブ ディスプレイ広告なら媒体の機械学習によって効果が高い組み合わせでクリエイティブが作成されるため、検証工数も削減できます。
従来のバナー広告では、広告枠のサイズに合っていないバナー広告は表示されませんでした。
そのため、ディスプレイ広告の表示回数を増やしたい場合は掲載先の広告枠に適したサイズのバナー広告を作成し入稿する必要がありました。
レスポンシブ ディスプレイ広告は様々な広告枠に対応できるため、配信可能な掲載面が増え、表示回数が増えます。
掲載先の広告枠に自動的に最適化されたクリエイティブが掲載可能になることにより、表示回数が増えて、クリック数の増加、CV数の増加が期待できます。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、様々なアセットの組み合わせで広告が配信され、その配信実績に応じて媒体の機械学習により、より効果が高いアセットの組み合わせでクリエイティブが作成されていきます。
効果の高い組み合わせに自動的に最適化され配信されるため、従来のバナー広告のABテストのようなパターン検証に膨大なリソースを割く必要がなくなります。
さらに媒体の自動入札機能も活用することで、クリエイティブだけではなくターゲットや入札も最適化されるため、より成果の向上が期待きます。
次にレスポンシブ ディスプレイ広告のデメリットを解説します。
レスポンシブ ディスプレイ広告には、アセットと呼ばれる複数の画像やテキスト文を登録します。
アセットの組み合わせによってはユーザーの誤解を招く広告になってしまい、審査に落ちる場合があります。
Google 広告の場合、審査に落ちる基準は以下の通りです。
引用元(出典):レスポンシブ広告の要件
Yahoo!広告の場合も、法令に違反する、誹謗中傷にあたるとみなされた場合など、下記(一部)により審査に通らない可能性があります。
引用元(出典):掲載できない広告
ユーザーにとって訴求力のある魅力的なクリエイティブであったとしても、媒体側の規定に沿ったアセットでなければ審査が通らず、掲載不可となってしまうため注意が必要です。
レスポンシブ ディスプレイ広告の成果確認については、アセットが組み合わされたクリエイティブ単位での数値は確認できず、あくまで広告全体の数値しか確認できません。
アセット単位では、管理画面の「パフォーマンス」列から「最良」、「良好」、「低」などの評価を確認することが可能ですが、この評価は広告の関連性や多様性、独自性を評価したもので、成果指標とは別物です。
現状ではアセット単位や組み合わされたクリエイティブ単位での数値は確認できないため、レスポンシブ ディスプレイ広告の分析は非常にしづらい状況にあります。
そんな時こそ、媒体の機械学習による組み合わせの最適化を信用しながら、現時点で見ることができる指標を参考にして「誰に、何を見せたいのか」を改めて意識した改善活動を進めていきましょう。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、画像のサイズが自動で最適化されますが、トリミングされる場合もあります。
上下左右の各辺が最大5%(Yahoo!広告の場合は最大20%)トリミングされる可能性があるので、端の方に文字がこないようにするなど工夫が必要です。
また、画像内に占める文字の割合は20%以下が推奨されています。
参考:レスポンシブ広告の要件
テキスト比率が20%の詳細についてこちらでもわかりやすく解説しております。
Google 広告、ならびにYahoo!広告におけるレスポンシブ ディスプレイ広告の入稿規定を記載します。
アセット | 規定サイズ・文字数 | 入稿可能数 |
---|---|---|
画像(横長) | 最小 600×314 | 15個まで (スクエアと合わせて) |
画像(スクエア) | 最小 300×300 | 15個まで (横長と合わせて) |
ロゴ(横長) | 最小 512×128 | 5個まで (スクエアと合わせて) |
ロゴ(スクエア) | 最小 128×128 | 5個まで (横長と合わせて) |
広告見出し | 半角 30 文字(全角 15 文字)以内 | 5個まで |
長い広告見出し | 半角 90 文字(全角 45 文字)以内 | 1個 |
説明文 | 半角 90 文字(全角 45 文字)以内 | 5個まで |
会社名/ブランド名 | 半角25文字(全角12文字)以内 | 1個 |
※画像内における文字部分の割合が20%を超えないようにしましょう。
※上下左右の各辺最大5%がトリミングされる場合があります。
アセット | 規定サイズ・文字数 | 入稿可能数 |
---|---|---|
画像(横長) | ・アスペクト比 1.91:1 ・推奨ピクセルサイズ(横×縦) 2,400pixel x 1,256pixel ・最小ピクセルサイズ 1,200pixel x 628pixel | 1個 (横長かスクエアかどちらか一つ) |
画像(スクエア) | 300pixel × 300pixel | 1個 (横長かスクエアかどちらか一つ) |
ロゴ(スクエア) | 180pixel × 180pixel | 1個 |
広告見出し | 20文字以内 | 1個 |
説明文 | 90文字以内 | 1個 |
主体者表記 | 20文字以内 | 1個 |
※画像は上下左右の各辺5%程度(最大20%)トリミングされる場合があります。ただしロゴ画像はトリミングされません。
※ロゴ画像に販促コピーを入れると、審査が不承認になる場合があります。
Google 広告でのレスポンシブディスプレイ広告の設定方法を解説します。
レスポンシブ ディスプレイ広告の効果を高めるためには、媒体の機械学習を活用しながら、自社商品やサービスに興味のあるユーザーに対して適切なタイミング、適切なクリエイティブでアプローチをすることが重要です。
効果を高める具体的な運用ポイントを3つ紹介します。
レスポンシブ ディスプレイ広告に限った話ではないですが、ターゲティング設定を適切に活用することで、自社の見込み顧客に対して効率的に広告配信をすることで、広告効果を高めることができます。
GDNで活用できる主なターゲティング設定の例をまとめました。
ターゲティング先 | ターゲティング例 |
---|---|
人(ユーザー) | オーディエンスターゲティング ・リマーケティング(広告主様のデータ) ・カスタムセグメント ・購買意向の強いセグメント ・アフィニティセグメント ・ユーザー属性 ・類似セグメント ・カスタマーマッチ(自社の顧客データの活用) など |
配信面 | コンテンツターゲティング ・プレースメント ・トピック ・キーワード |
「リマーケティング」と「カスタムセグメント」については、下記でも解説していますので、是非ご参考ください。
除外プレースメントも活用しましょう。
管理画面で実際に配信された配信面でクリック数が多いにも関わらず、コンバージョンに繋がっている配信面を除外して絞ってあげることで広告配信の最適化を図ることもできます。
一時的に高い効果を出したクリエイティブでも、期間が経つにつれて効果は薄れてきます。
同じユーザーに対して何度も同じ広告が表示されると、クリエイティブに対して飽きや慣れが生じ、徐々にクリエイティブへの反応が弱くなるため、定期的にアセットの入れ替えを行いましょう。
まずは管理画面からアセット単位の「パフォーマンス」列の評価で「低」となっているアセットを確認し、他のアセットに比べて訴求内容がどう違うのか、その訴求が現状のターゲットユーザーに対して適切か、などの観点から入れ替えを検討すると良いでしょう。
また、管理画面の「組み合わせ」タブでは、いくつかの表示回数が多いアセットの組み合わせが確認できるため、成果が悪い状況であれば、あえて表示回数が多い組み合わせで使用されているアセットの入れ替えを検討してみましょう。
Web広告の大前提として、広告で訴求する内容と広告をクリックした後に表示されるランディングページ(LP)の内容に相違があると、広告とLPの整合性が取れていないことになり、ユーザーが離脱してしまう可能性が高いです。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、アセット(画像やテキスト)は複数登録できるものの、リンク先のLPは一つしか設定できないため、あまりにもかけ離れた訴求のアセットを登録してしまうと、組み合わせて作成された広告とLPの訴求がマッチしない状況が発生する可能性があります。
広告の成果を上げるためには、LPの訴求を反映した広告を作成することが重要なため、レスポンシブ ディスプレイ広告へ登録するアセットもLPの内容も意識して登録するようにしましょう。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、配信実績をベースに機械学習による予測を上手く活用することで、より成果の良い組み合わせの広告が作成・配信されます。
媒体の機械学習を上手く活用するためには、レスポンシブ ディスプレイ広告の配信データ(媒体へ与える学習データ量)が一定規模必要です。
そのため、同じレスポンシブ ディスプレイ広告を配信する広告グループは必要がない限り統合し、その広告に対してデータが貯まりやすいようなキャンペーン構成にしましょう。
しかし、同じレスポンシブ ディスプレイ広告であっても、広告グループ間で「CV後の価値が異なるため目標とするCPAを変えたい」であったり、「明らかにターゲットとするユーザー属性が異なる」など、広告グループを分割する明確な理由がある場合は別です。
「媒体の最適化」と「事業成長に対してどういう集客が最適か」を天秤にかけながら検討するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回の記事についてまとめると、以下のようになります。
レスポンシブ ディスプレイ広告は、便利な反面コントロールできない部分もあるため、アセットの設計や配信するキャンペーン・広告グループ、ターゲティング設定の初期設定が非常に重要です。
GDNでレスポンシブ ディスプレイ広告を上手く活用できていないなど、お困りの方はお気軽お問い合わせください。
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